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姫野カオルコと各種雑誌の思い出

姫野カオルコ直木賞、うれしいニュース。私が姫野カオルコの文章を初めて読んだのは、今はもうなくなってしまった『mc sister』のコラム。毎回一曲を取り上げて、あれこれ書いてるんだけど、歌謡曲が多くて面白かった。


『mc sister』は10代の女の子向けファッション誌で、トラッドなコーディネートが多かったんだけど、コラムなどの連載はちょっと変わってた。
私が読んでた頃は確か、真心ブラザーズやエドワードツワキ 、小西康陽姫野カオルコ、などが書いていた。あ、コモエスタ八重樫もかな?
姫野カオルコの連載には、みうらじゅんのイラストがついてたな。懐かしい。あの頃の『mc sister』の連載、まるで『TVブロス』だね。

私は『Olive』と『mc sister』を併読していたんだけど、いつしか不思議ちゃんとなり、『Olive』と『CUTiE』を読むようになった。
そして、『mc sister』が苦戦しているらしい、という噂が出始め、アートディレクターが常盤響に変わってしばらくしたら、
『mc sister』は休刊してしまった。
ファッションは正統派なのに、コラムがサブカルだった『mc sister』。常盤響がアートディレクターだなんて、サブカルを全面に出しすぎ!と思ってたら、なくなってしまった。

読まなくなった雑誌がなくなるのは悲しい。でも、ライオットガールを紹介していた『CUTiE』が、かわいいメイクの特集ばかりをしてるのも切ない。
だからこそ、ずっと小説を書いていて、しかも円熟味を増している姫野カオルコ直木賞を受賞したのはうれしい。受賞作はまだ読んでないけど、早く読みたい。