奈良の藤と東京下町の藤
亀戸天神の藤
藤の花が好きなので、去年はゴールデンウィークに奈良に行き、野生の藤から春日大社の砂ずりの藤まで堪能してきた。今年は奈良に行かないかわりに、亀戸天神の藤まつりに行ってきた。夕方になってから行ったので、人は結構多かったけど、藤の花は満開できれいだった。早起きして行けば、きっと人は少ないんだろうけど、無理なので……。でも、昼間に行ったら、もっと人が多いだろうし、夕暮れのやわらかい光で見る藤はいいものです。
藤まつり開催中の亀戸天神は人多し
下町っぽいエリアを歩いていると、藤棚のある家はわりと多い。戸建てだけではなく、マンションの玄関前とかベランダ(!)とか。ベランダに藤棚を作るなんて、大胆であこがれる。場所は、谷中のようにいかにもありそうな所以外にも、池袋と大塚の間くらいのエリアで見事な藤棚がある家を見たことがある。
奈良はそこら中に野生の藤が花を咲かせていて、勝手に生えているくせに美しいこともあり、高貴なイメージがある。でも、東京の下町に咲いている藤は、手入れを されているがゆえにきれいな花を咲かせているものが多く、育てている人の愛情というかやる気を感じる。もちろん、公園や寺社で花付きのよくない藤棚もよく見かけるけれども……。
ちなみに、これが奈良のそこら中で咲いてる野生の藤
亀戸天神から亀戸駅まで歩いていると、商店街にこいのぼりが舞っていた。亀戸五丁目中央通り商店街の「こいのぼり祭り」というものらしい。商店街の奥のほうまでずっと続いていて、期待を裏切らない下町だった。
亀戸五丁目中央通り商店街の「こいのぼり祭り」。夜のこいのぼりもいいかんじ