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東洋文庫ミュージアムで浮世絵をみたら、望遠レンズが欲しくなった

今日は東洋文庫ミュージアムの「東洋文庫創立90周年 岩崎コレクション~孔子から浮世絵まで」を見に行って、すごく興奮した。浮世絵が見たくていったんだけど、まず展示室の手前にあったモリソン文庫と洋書の コレクションコーナーに見とれてしまった。貴重な洋書がずらーっと並んでいて、一部はガラスケースに展示されている。

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東洋文庫のモリソン文庫と洋書のコレクションコーナー。見てるだけで圧倒される。

手に取ることはできないんだけど、ものすごく貴重な情報がこの部屋には詰まっているんだろうと思うとドキドキした。とはいえ、興奮していたのは私だけで、一緒に行った人はそうでもなかったようだった。この部屋は写真撮影OK。今度行くときは広角レンズを持って行こう。

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『ドチリーナ・キリシタン』どこかで習った気がする。高校?大学?


その後、浮世絵の展示室へ。春画も展示されているので18歳以上限定。私は葛飾北斎の「諸国瀧廻り」が見たくて行ったんだけど、人物の浮世絵もとてもきれいだった。浮世絵は印刷物、と思っていたけど、実物を見ると紙の質感や刷りの技術のすばらしさがわかる……。美しいまま保存をするために、複製の作品も多かったけど、相当レベルの高い複製だった。

歌川広重の「名所江戸百景」は江戸の風景の連作なんだけど、斬新な構図と浮世絵らしい遠近感のなさが面白くて、望遠レンズが欲しくなった。望遠レンズの圧縮効果で遠近感をなくしたら、こんな風に撮れるかな…?無理だと思いつつやってみたい!

今まで「東洋文庫」はアジア関係の書物の図書館だろう、くらいの知識しかなかったので、国か東京都の運営する施設だと思っていた。しかし、実際には三菱の岩崎家がお金を出して設立したらしい。東洋文庫のサイトに載ってた沿革によると、国立国会図書館支部だったこともあるそうなので、国の施設という認識もまったく間違っているわけではなかった。東洋文庫ミュージアムは駒込六義園に近い場所にあって、六義園に行くと、東洋文庫ミュージアムが割引になるというポスターが張ってあったりする。六義園は現在は都立の庭園なので、東京都の施設なのかな、と思っていたのだけど、柳沢吉保が作った六義園を明治になって岩崎弥太郎が購入したから、岩崎家つながりで縁が深いらしい。国でも東京都でもなく、お金を出したのは岩崎家だったのか。岩崎家まじですごいわーー。六義園も好きだし、東洋文庫ミュージアムも好きになったし、岩崎家、ありがとうございます。

東洋文庫ミュージアムへ行ったあと、同じく駒込にある旧古河庭園に行って、芝生の上でクラシックのコンサートを聞いた。バイオリンのお姉さんが「このあと 拍手がなりやまず、アンコールの予定になっております。」というMCで観客をわかせていた。

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旧古河庭園のクラシックコンサート。数年前に旧古河庭園に来たときはゴスロリの女の子たちがいたけど、今日はいなかった。


旧古河庭園は洋風の庭園と和風の庭園が両方あり、お得。和風の 庭園ではハゼノキの紅葉が始まっていた。

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紅葉してたのはハゼノキだけで、もみじはまだまだ青かった。