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ふわふわソース

興味がわくことをみつけていきたい

銀座のいそべ焼きは大人の食べ物

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2014年の秋から冬にかけて、よく銀座に行っていた。銀座で何をしていたのかというと…いそべ焼きの屋台を探していた。

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東京で働き始めてしばらくした頃、仕事が早く終わると銀座や有楽町に寄っていた。有楽町の広い無印良品にいったり、日比谷で映画を見たりと、目的があって立ち寄ることもあったけど、銀座はいつもにぎやかでキラキラしていたので、歩いているだけで楽しかった。その頃は今よりももっと帰る時間が遅くて、終電で帰ることも珍しくなかったから、7時、8時に仕事が終わるとうれしくて。銀座にはきれいな和服姿の女性がたくさん歩いているし、占い師さんはたくさんいるし、露天でいろいろなものが売っているから、毎日がお祭りみたい(ただし、シックである)。

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露天のお店はお花屋さんや盆栽屋さん、それからいそべ焼きの屋台なんかをよくみかけた。お花や盆栽が露天で売っているのはなんとなくわかるけど、夜にいそべ焼きなんて誰がどういうタイミングで食べるんだろう?と思っていた。屋台ってお祭りで子どもが買い物するイメージがあったので。会社の銀座に行きそうな人に聞いてみたら、「銀座のクラブはご飯を食べるところじゃないから、いそべ焼きをつまんでから行くんだよ」みたいなことを言われた。これを聞いたときに大人の世界だとだな〜、と思った記憶がある。

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2014年の秋頃になって、そういえば銀座でいそべ焼きの屋台をみかけないことに気がついた。確か、銀座6丁目〜7丁目くらいの場所に出ていたような気がしたので、仕事の帰りに何度かそのあたりに行ってみたのだけれども、屋台は出ていなかった。中央通りの築地側と日比谷側をぐるぐるしてみたけれど、みつからなかった。

その後、銀座のいそべ焼き屋台のことはすっかり忘れて過ごしていたのだけれど、年末にこのブログを読んで、また思い出した。

この!このくだりで!!

 言葉少なにカメラコーナーを後にする平民さん。ダンディだ、それでいてどことなく駄目な大人の匂いをまとってらっしゃる。

 僕らは酒を口にできる場所を求めて、新宿の街へと歩みだす。いくつか言葉を交わして店の目星を付けると、平民さんがおっしゃった。

 「腹へってる?もし減ってるなら、コンビニでおにぎりでも買って、腹に入れてくるといいよ。僕らみたいな貧乏人は、腹ふくらませてから飲まないと」

 なんていうのだろう、僕は、軽くときめいた。欲しかった言葉だ。言われてみたかった言葉である。世界よ、これが平民金子だ。

 美味しいものをお腹いっぱい食べたい!と言わない人は大人だと感じてしまう。このブログを読んで、年末にまたいそべ焼きの屋台のことを思い出し、銀座へ探しに行ったのだけれども、結局みつからなかった(占い師さんとお花屋さんはみかけた)。冬は寒いから出ていないのか、行った時間が悪かったのか……。それとももう出てないのかな?春になったら気を取り直して、また探しに行ってみたい。私だってもう、夜の銀座でいそべ焼きを食べてもいい歳だろう(ただし、美味しいものがお腹いっぱい食べたい欲は強い)。

あ、ちなみに写真の場所は東銀座の近く、銀座5丁目くらいです。いそべ焼きの屋台があってもおかしくなさそうな雰囲気を感じるエリア。