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ふわふわソース

興味がわくことをみつけていきたい

写真でモテるとか、モテないとか

何日か前に写真でモテるモテないというエントリをいくつかみかけた。


一番最初にみたエントリは、げんなりしたので貼らない。ざっくりいうと、写真を撮って女の子と仲良くなろう、という話。

これらのエントリでは、会場とモデルが用意された撮影会やコスプレイベントが前提っぽいのだけれど、土日に大名庭園だとか、鎌倉のちょっと風情のある路地だとか、雰囲気のいい場所を通りかかると若い女性が撮影されているシーンをみかけることがある。たいていは撮影者:男性ひとり、モデル:女性ひとり。場所が場所だけに、もちろんストリートスナップではないです。こういった場所ではウェディングのロケーションフォトもけっこう見かけるけど、服装からして違うと思う(そして新郎がいない)。

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この写真は谷中の築地壁。ここで撮影をしている人は見たことはないけど、雰囲気のいい場所、というのはだいたいこんなところ。


仕事としてのロケ撮影だったら、モデル+フォトグラファー+メイク+スタイリスト+立ち会いの人(マネージャー、代理店、クライアントなどなど)で大所帯になり、ぞろぞろと歩いているのが普通(?)だと思うので、仕事ではないんじゃないかと思う。そもそも仕事だったら平日にしたほうが混雑してなくていいし。平日にお台場の公園へ行くと、複数の撮影班が場所を譲り合いながら撮影している光景が見られます……。


趣味での撮影だったとしても、風景としてきれいな場所にやってきて写真を撮っているということは、きれいな景色と女の子を組み合わせて撮りたいのだろう。その場合、ポートレイトの定番である85mmのレンズだと「せまい」かな、とは思う。そしてきれいな景色と女の子を組み合わせて撮るのには、きれいな景色を探しておかなければならないので、ロケハンをするんだろうな。モデルを確保し、ロケハンもするなんて、やりがいありすぎ。まるで仕事じゃん、と思う。もしかしたら本当に仕事なのかもしれないけど。

発売中の『フォトテクニックデジタル』2015年2月号に「撮影の基礎知識からモデルとのコミュニケーションまで 細かすぎるけど見過ごせない!ポートレートウルトラQ&A 50」という特集があった。

フォトテクニックデジタル 2015年 02月号

本屋でぱらぱらと見てみたら、男性が若い女性をどうやって魅力的に撮るのかという内容であった。あくまでも撮影者は男性で、撮られるのは若い女性。男性が男性を撮るとか、女性が男性を撮るとか、若者が老人を撮るとか、そういう状況は想定されていないようであった。海パンカメラマンで有名な野澤亘伸氏が何かの疑問に「性欲のない状態で」と答えていたのに笑った。こういうのを読むと、写真でモテよう、とかモテたい、という需要は多いのだろうなと感じる。

男性が若い女性を撮った写真は世の中にあふれているので、個人的には違う組み合わせの写真がみたい。たとえば木村了子の日本画みたいな。

木村了子/ KIMURA Ryoko Art Works

原宿・表参道周辺の路地では若い子たちが写真を撮りあっていることがある。おそらくアパレルのショップ店員たちで、撮っているのはインスタやブログにのせるコーディネートの紹介だろうと思う。女の子の場合は慣れたもので、通行人がいても平気で撮られているけれど、男の子は視線が気になるのか、もじもじしている。かわいそうなのでささっと通り過ぎることにしているけど、そういったみずみずしさが写っているのが、わたしの見たい写真だな。