ソメイヨシノを求めて染井へ!
しだれ桜、しだれ桜が見たい、と思ってお寺を巡っていたけど、ふつうの桜もやっぱり見たくなってきた。「ふつうの桜」とはつまり「ソメイヨシノ」。早起きしてソメイヨシノの発祥の地といわれている染井村があったという駒込周辺に行ってきた。
知って納得!「ソメイヨシノ」桜とは
http://www.city.toshima.lg.jp/012/kuse/koho/pr/someyoshino/017985.html
JR駒込駅から染井霊園へ行く間くらいにある染井稲荷神社前の桜並木。神社と電線とどピンクの提灯がなんだか懐かしい雰囲気。道の突き当たりは学校だったので、このあたりの風景は何年も変わっていないのではないかと思う。こういう風景、好きだ。江戸時代はこのあたりに植木職人がたくさんいて、ソメイヨシノを作り出したと考えられているらしい。
染井霊園はソメイヨシノがたくさん咲いていてすごくきれいだった。どの木も大木だったな。
東京にきて驚いたことのひとつは「都立霊園」の存在。私の地元では基本的にお墓はお寺にあるものだった。ところが東京の都心には青山霊園や谷中霊園、雑司ヶ谷霊園といった大きな都立霊園があり、宗教も人種も様々なお墓が並んでいる。
田舎のお寺に葬られているのは市井の人々なので、先祖のお墓参り以外で行くことはほとんどないけれども、都立霊園にはたいてい著名人(明治の文豪など)のお墓がある。こういう環境があるからこそ「掃苔」という趣味も成立するんだろうな。さらに、都立霊園にあるお墓は墓石の形や大きさも多種多様。墓地というものは基本的に同じ宗教、宗派の人たちしかいないもの、同じ形の墓石が並んでいるもの、という思い込みがあったのでカルチャーショックを受けた。
染井霊園では散歩をする人に何人もすれ違った。そして霊園自体がとても広く、中には道が走っているので、車や自転車に乗った子どもにも出会う。休憩ができるベンチが用意された広場のような場所もあり、憩いの場所まで用意されているのには驚いた。ホント、都立霊園は東京の縮図だな、と思った。あ、桜の話からズレてお墓の話になってしまった。
駒込駅前には「さくらポスト」というピンク色のポストがあるという噂があって、今回初めてみつけた。JR駒込駅の改札を出て右にあった。こんなところにあったのか……。
豊島区, 東京都
忘れないようにストリートビューを貼っておく!