鎌倉の夏。ぼんぼり、桜貝、蓮の花
あまりの暑さに今年の夏はブログをほとんど書いていませんでしたが、平塚市美術館のペコちゃん展に行ったり、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに行ったり、鎌倉や日本橋浜町で盆踊りを踊ったり……。思い出してみると、意外と充実した日々を送っていたかもしれません。今回は鎌倉に行ったときの話でも。
8月8日の「世界ふしぎ発見!」は蓮の花が咲き乱れる美しいベトナムの夏特集。それを見たら蓮の花が見たくてたまらなくなり、次の日早起きして上野公園へ出かけた。上野公園の不忍池は蓮が満開で、とてもきれいだった。
蓮の花がもっと見たくなり、早起きして時間もあったので、鎌倉に行くことにした。鎌倉は鶴岡八幡宮に紅白の蓮が咲く源平池があるし、鎌倉駅の近くにはベトナム料理のお店もあるので、もっともっとベトナム気分が味わえるんじゃないかと。上野東京ラインで大船まで行って、横須賀線に乗り換えれば鎌倉なんてすぐだし!
鎌倉について、さっそく鶴岡八幡宮の源平池へ向かったのだけれども、蓮の花は見頃を過ぎていた……。残念。しかし、この日は「ぼんぼり祭」の開催日で、境内にはたくさんのぼんぼりが並んでいました。
ぼんぼりには有名人の作品も多く、左から安野モヨコ、庵野秀明、わたせせいぞう。やっぱり鎌倉は華やかな街だな、と思う。
源平池の蓮は終わりかけていたけれど、光明寺にも蓮が咲く池があったことを思い出し、材木座方面へ。うろ覚えで歩いていたら違うお寺に着いてしまい、遠回りになってしまった。
光明寺は海が近いので、海水浴客も多く、周辺はとてもにぎやか。道ばたには桜貝の販売所(?)があり、子どもが書いたっぽい手書きの文字がかわいい。材木座の海岸には桜貝がたくさん落ちているけど、破損してたり、穴があいていたりする。ここで売っている桜貝はきれいだから、集めるのは大変だと思う。
↓このときに書いた桜貝の販売所の話はコレかもしれない。
蓮が咲いている池は光明寺本堂わきの回廊から眺めることができるんだけど、やはりこちらも少し盛りの時期を過ぎていた。
そうはいってもこぶりな花がきれいで、来てよかったな、と思った。光明寺は高校生の頃に何度か来たことがあり、この回廊で村上龍の『69』を読んだことを思い出した。たしか他校の先輩に借りた気がする。あれから長い時間が過ぎた……。
その後、妙本寺のノウゼンカズラを見に行ったら、こちらもとっくに咲き終わっていた。鎌倉と東京の花の盛りにはちょっとズレがあるな。桜は鎌倉の方が遅くまで咲いているけど、夏の花が終わるのは鎌倉の方がはやい。妙本寺では人力車のお兄さんたちが何人かでお参りをしていた。リーダー格のお兄さんが新人たちにいろいろと教えているようで、なかなか珍しい風景。
その後、路地を歩いていたらアメリカノウゼンカズラが咲いていたのでよしとしよう。
この日はせっかくベトナム料理を食べようと思っていたのに、うっかり忘れて帰ってしまいショックだったなー。ベトナム気分を味わうというコンセプトは途中で忘れていた。鎌倉駅近くのベトナム料理のお店、10年くらい行ってないけど美味しかったような気がする。
そういえば、別の日に北鎌倉にある円覚寺の盆踊りにも行ったんだっけ。楽しかったな。今度はその記事を書きたいので、忘れないように写真を貼っときます。