買い物の意欲が湧いてくる「新宿ペペ」と歌舞伎町の空いてるカフェ情報
こないだ久々に新宿ペペに行ってきた。
田舎から出てきて東京に住んでいると、おしゃれなものがあふれているように感じて感激するんだけど、それらは大抵高価で手が届かないので、ストレスがたまる。仕事が早めに終わると、夜10時までやっている新宿ルミネに寄ってみたりすることも多かったんだけど、ルミネに売っているものは昔の私には高かった。
そこで、ルミネではなくペペに行く。ペペにはそもそも高価なものがあまり売っていなかったので、これなら欲しいものが何でも買える!という万能感が湧いてくる。当時は欲しいものがあるかどうかより、買える価格なのが重要だった。
ユニクロ、無印良品、靴下屋、レコファンなどで手頃な価格のお店ばかり。その頃のペペは天井が低い上に、なんとなく薄暗かったような……。新宿歌舞伎町にありながら、田舎の駅ビルとか地下街にいるような安心感(?)が東京に疲れた田舎者にはうれしかった。無印でバームクーヘン買って、レコファンでCDを1枚買う程度の贅沢が身の丈に合っていた。
そんなことを思い出して久しぶりに新宿ペペに行ってみたら、少し雰囲気が変わっていた。3Fにはcoenの大きなお店ができており、ホリデーアパートメントやブルーブルーエのような雑貨屋と以前から奥にあったスターバックスとつながっているかんじ。新宿ペペの3F全体が服、雑貨、カフェの集まる大きなライフスタイルショップ風になっていた。
なぜか埋め込みできない
調べてみたら新宿ペペは2013年の9月にリニューアルしていたよう。ずいぶんと行ってなかったんだな。
http://www.seibupros.jp/news/20130902.pdf
ショックだったのはレコファンがなくなっていたこと。店舗情報を調べてみたら、渋谷BEAM店と横浜西口店だけになっていた!!マジか!!そういえば最近、街でレコファンをみかけないと思った……。
CD レコード ショップ レコファン 販売 買取 渋谷BEAM店 他 都内6店舗
疲れたのでお茶をしたくなったんだけど、ペペにあるカフェはスターバックスもセガフレード・ザネッティも混んでいた。そこで隣の新宿プリンスホテルに行ってみたら、ロビーにセルフサービスのカフェがあった。椅子もテーブルもいいし、コーヒーは500円だし、何よりも空いている。
ロビーには外国人観光客向けのショーケースがあり、新宿ペペと隣のアメリカン・ブルバードで買える商品が並べられていた。無印良品のホワイトチョコがけいちごや靴下屋の絹の五本指ソックス、チャイハネの扇子など。面白いな、と思ったのはABCマートで、並べられていたのはナイキフリーとアシックスのランニングシューズ。ABCマートといえばCMを打っているPBのホーキンスが売りたいものだとばかり思ってた。外国人観光客にはナイキフリーとアシックスのほうが売れるのかもしれない。
新宿プリンスホテルに泊まれば新宿ペペで爆買いしやすいよね。ペペは相変わらず安い商品が多いので、きっと昔の私が感じたように、外国人観光客のみなさまにも万能感を感じてもらえるに違いない。ぜひぜひ楽しい買い物を。
文章は書かないと書けなくなるし、面白いブログの発掘は株の銘柄を探すのに似ているかも
昔から面白いサイトをみつけて読むのが好きで、面白いと思った人にはメールを送ってみたり、コメントを残したりしてきた。はてなブックマークができてからは気軽にコメントができてイイ!と思い、はてなスターができてからは共感したり、面白いと思ったブログをみつけたらどんどんつけてきた。まー、でも知らない人からコメントされたり、スターをもらってもうれしくない人もいるかもしれない。そういうのが苦手そうな人にはなるべくつけないように、見分ける感性を磨いてゆきたい。
私がブログをはじめた理由はこの2つ
○文章は書かないと書けなくなる
○ブックマークやスターをつけるにあたり、自分の所在を明らかにしておきたい
文章は書かないと書けなくなる、と感じたのはわりと最近。大学生の頃はレポートを書いては提出していた記憶があるので、文章は「書こうと思えばすぐに書けるが、質には差が出る」ものだと思っていた。ところが、たまたま仕事で報告書を書こうとしたら、何から書き出したらいいのか見当もつかない。報告書なんて箇条書きでいいわけだし、表現力なんて関係ないはずなのに……。このときはすごく焦ってしまい、たいしたことのない書類が書けないことにショックを受けた。
だから私にとってブログを書くことは、過去にできていたことが再びできるようになるためのリハビリであり、負荷をかけない程度に稼働をさせるアイドリング。そういえば、報告書が書けなくてショックを受けた頃は、忙しかった仕事が一段落して落ち着いた時期だった。失敗してはいけない、間違えてはいけない、だって取り返しがつかないからという気持ちでずっと仕事をしていると、落ち着いてからも余波がヒドイ。
このブログはほとんど推敲もしてないし、敬体と常体の混在も気にしない。むしろ混じってたほうがドライブ感があるんじゃない?と思っている。何かに言及するときぐらいは調べるか、という感じです。
私はソースが明記されていないままに何かに言及している文章に気持ち悪さを感じてしまうのだけれど、そういうところが自分の首を絞めている可能性はある。そして、そもそも何かに言及するよりも自分の体験を書く「ソースは俺」状態なら、調べものに淫することもないだろうと思い、タイトルは「ふわふわソース」にした。ソースはふわふわしてるけど、それはソースが私だから。
そして、ブログを書き始めてはみたものの、やっぱり人の書いた文章を読む方が楽しいな……。それでもブログを書いて自分がどんな人間なのか明らかにしておくことで、コメントやスターをもらって不安な気持ちになる人が減るかもしれないと思うと、ちょっとやる気が出るのである。内容がつまらないとか、キモいとかで嫌われる可能性はあるけど、それは仕方がない。
こないだはてなのオフィスに行ったときに「面白いブログをもっとみつけたいんですよ」みたいなことを言ってしまったのだけれども、はてなの方が私の趣味なんて知るわけもないので後で反省した。そして最近思いついたのが、面白いブログの発掘はバリュー投資で株の銘柄を探すのに似ているのではないかということ。そこで「はてなサイト内検索」で「バリュー投資 ブログ」で検索してみたところ……株のブログがみつかった。
私が探していたのは「バリュー投資の手法で面白いブログをみつける」方法だったのだけど、そんな都合のよい記事がみつかるはずもなく……。はてな内だけではなく、ググってもでなかった。しかし上記のブログは面白そうなので、読者登録をしました。結果的によかった!
私の「面白いブログの発掘はバリュー投資で株の銘柄を探すのに似ている」説でいったら、はてなの人に「面白いブログをもっとみつけたいんですよ」というのは東証の人に「もうかる株をみつけたいんですよ」と言っているようなもの(?)で、とても恥ずかしい。ずうずうしいわ……。はてなの方、すみませんでした。
ランニングシューズに合う「普通の服」探しをはじめたよ
何年か前は仕事が終わると10kmくらい走っていた。走ると頭がすっきりするし、何しろ食欲がわく!ランニングにはいいことが多いのだけれど、結婚してからは走りに行きたくなくなってしまった。話相手ができたからかな。今から思えば一人暮らしの頃は時間がたくさんあったな。
ランニングはやめてもランニングシューズの魅力には、はまってしまった。だいぶ前からニューバランスのシューズは流行っているけど、そーいう普通の服に合うシックなシューズではなく、私が好きなのは高機能のランニングシューズ。ゼビオで売ってるようなやつ。フィット感、クッション性、なめらかな走り心地(今は全然走ってないけど)などなど、ランニングシューズにはおしゃれなスニーカーにはない魅力がいっぱい。
さらに、ランニングシューズにランニングソックスを合わせると、よりフィットしてどこまでも行けそうな気持ちになる。だから旅行のときはいつもランニングシューズ&ランニングソックス。靴下屋のランニングソックスはスポーツメーカーのソックスのようにロゴが入っていないので、普通の服とも合わせられてイイ。
ランニングシューズは単体で見るとすごくかっこいいんだけど、普通の服に合わせるのが難しい。色がハデだし素材もスポーティーだし。そこで最近、シンプルな黒いワンピース探しをはじめた。黒ならとりあえずどんなものにも合うでしょう。
ざっとこんな条件で探しています。
○iPhone6が入るポケットつき
○ガンガン洗える素材
○綿100%ではないもの(湿気や汗で湿っていると重い)
○袖は七分丈がベスト(仕事がしやすい)
○黒じゃなくて紺もアリかな
こないだユニクロに行ったけど、ちょうどいいのはみつからなかった。探すのに真剣味が足りなかったからかもしれないが……。みつからなかったらシャツとパンツに合わせようかな。サードウェーブ系男子からヒゲとキャップを引いたようなかんじで。
機能性が高まるとすっきりとした雰囲気からは遠ざかっていきがちだから……。私も常に散歩がしやすい「上質な暮らし」を目指しているのに、おしゃれから遠ざかっていくのが悲しいところだ。カメラバッグといい、ランニングシューズといい、好きなアイテムがスポーティー過ぎるのはつらい。カメラバッグはいまだに選びきれず、買ってないし。
私の好きなアイテムを合わせていくと、サードウェーブ系男子ではなく、完全にOTAKU男子になるな。 でも、オタクっぽいだけで、何かに詳しいわけでもない。見かけ倒しなんだよ……。
今週のお題特別編「この春に始めたいこと・始めたこと」
〈春のブログキャンペーン 第2週〉
お店選びは難しい、鎌倉は楽しい
週末に友人と鎌倉へ。鎌倉まだ桜が散りきらずに残っていた。都心はもう葉桜なので、タイムラグがあるのがうれしい。桜は盛りを過ぎていたけど、カイドウ、モモ、ショカッサイ、ヤマブキなどなど、花はたくさん咲いていて春らしい雰囲気だった。
それにしても鎌倉はおいしいパン屋さんやレストラン、カフェが多くていいな。観光客が多いエリアさえ避ければ、おいしいお店でもそんなに混んでいない。私はお店選びが下手なので、ひとりだと「なん変わった店に入ってしまったな……」と感じることが多いのだけれど、今回はお店選びがうまい友人が選んでくれたので、昼も夜もばっちり。どちらもおいしくて雰囲気がいいお店だった。あ、休憩のために私が選んだカフェは、ちょっと不思議な店だったな……。
どうして私は友人のように「どんぴしゃ」なお店選びができないのかと考えてみると、美味しさ以外のものにふらふら惹かれてしまうことのがよくないのだと、薄々は気づいている……。こんな感じのヤバそうな店が実はうまいのでは?と思って入ったら、やっぱりヤバかったということがよくある。お店選びがうまい友人と食べログがこの世になかったら、私が美味しい店に出会う機会はもっともっと少なかっただろう。ありがたや、ありがたや。
今回、特にイイ!と思ったお店。
このお店はカレーを食べたくて行ったのだけれど、フレンチのアラカルト(アジのマリネ的なもの)やデザートもおいしかった。アラカルトのメニューはたくさんあって、ズワイガニとポロねぎのキッシュや、テリーヌや、コンフィ(何の肉かは忘れた)などが手頃な価格で、すっごーく頼みたかったけど、カレーを食べたらもうお腹いっぱい。
こういうおいしくて手頃で雰囲気もよいお店が予約なしで入れることにめちゃくちゃ感動してしまうのは、東京に毒されているのかもしれない。土日は遠出して頭を冷やそう。
文化屋雑貨店跡地と岡崎京子の漫画についての記憶
この写真は在りし日の文化屋雑貨店。今はもうない。この写真は2014年12月に撮ったもの。
先週、文化屋雑貨店のあった場所に行ってみたら、工事中だった。新しいお店ができるのかな。
岡崎京子の『くちびるから散弾銃』は80年代の独身女子(ここは女子!)3人組がとにかくおしゃべりをしている漫画。スタイル抜群で後先考えず服を買い、風呂なしアパートに住んでいる雑貨屋アルバイトのサカエと、かわいい服が大好きで貯金もしつつ奔放で毒舌な販売員のなっちゃんと、キャリアウーマンでしっかりしているように見えるけど一番繊細な編集者のミヤちゃん。
話の内容は音楽とかファッションとか漫画とかTV番組とか、そんなことばっかりなんだけど、3人のキャラクターがそれぞれ違った価値観というか美意識をぶつけあってできあがる世界は、まるで枕草子を鼎談化したかのようだった。あ、なんか意味不明なこと書いてるな……。
『くちびるから散弾銃』の3人組のうちのひとり、金田サカエは雑貨屋で働いているという設定で、私が思い浮かんだ雑貨屋はF.O.B COOPだった。デュラレックスのグラスや分厚い白い食器、アイアンの家具などに囲まれて働いているサカエ。ありそうである。
うろおぼえだけどサカエが「文化服装学院を卒業して文化屋雑貨店で働いて文化人になるんだ!」みたいなことを言っていたので、サカエが働いている雑貨屋は文化屋雑貨店ではないのだろうと思っていた。
『くちびるから散弾銃』の後に発表された『東京ガールズブラボー』は同じ3人の高校時代を描いた作品で、宝島社の『CUTiE』に連載されていた。
パンクやテクノ、クラブで夜遊びなどのネタが多く、『くちびるから散弾銃』よりももっとサブカルチャー色が強かった。『東京ガールズブラボー』の金田サカエは、転校してきて早々に金髪モヒカンで自己紹介をする(自己紹介の前まではウィッグをかぶっていた)ような高校生なので、そのまま成長しているならば、F.O.B COOPよりも文化屋雑貨店で働いていそうなんだけどなー。
岡崎京子の漫画はほとんど持っていたけれど、大学卒業と同時に全部売ってしまった。それが大人になることだと思っていたから。今となってはそんなの関係ないって!!って言いたい。だって手元にないからこういうときにすべてうろ覚えで書くしかなくって、適当すぎる。
文化屋雑貨店は岡崎京子の漫画に出てきた「東京」につながっていたお店だった。跡地にできるのがどういうお店なのかは気になるけれど、それよりも文化屋雑貨店がもうないという事実に切なくなってしまった。
誰にならったのか思い出せないこと
先週、はてなの東京オフィスに行ったとき、近くにあった青山霊園にも立ち寄ってみたら、クサイチゴの花がたくさん咲いていた。この花の数だけイチゴがなるのかと思うと、なんとなくテンションがあがった。『かぐや姫の物語』よろしく(?)田舎から都会に出てくると、こんなことにときめいたりするんです。
小さい頃はクサイチゴの実とか、桑の実とか、つつじの蜜とか、そんなものをよく口にしていたんだけど、不思議なのは、こういったものが食べられるということを誰に教えてもらったかだ。
クサイチゴの実。なんとamazonで苗が買える
クサイチゴや桑の実はいかにも食べられそうな見た目をしているからいいとして、つつじの蜜を吸おうなんて、自分では思いつかない(と思う)。そして、同じようにいちごっぽい見た目でもヘビイチゴは毒だから食べちゃいけない、と信じていた。これも誰かに教わったような気がする。子どもの頃、近所にいた男の子たちとよく遊んでいたけど、そこで習ったのかな。民間伝承か……?
そんなプリミティブなことをしていたんて、思い出すとなんだか笑える。大人になるとさすがに道ばたに生えている植物をそのまま口にするのはコワイ。とはいえ、大学の庭に生えていたあんずの実を食べていたこともあったけど。
生あんずはスーパーなどではなかなか売ってないけど、これもamazonで買える
さすがに東京の真ん中にある、しかも霊園の中に生えているクサイチゴは食べる気はしない。でもクサイチゴでぐぐるとジャムの作り方が出てきたりして美味しそうなのだった。ただし、アレ、中から虫が出てくることがあるので、ある程度の度胸が必要です。
生ビールのジョッキ!こういうのもあるのか
こないだ行った居酒屋で出てきた生ビールのジョッキに「はじめてのアコム」というロゴが入っていた。出てきたときは驚いた。なんだか生々しくて。
新社会人におかれましては、このジョッキが出てきたら「お金がないのに飲み過ぎないように」という戒めだと受け取って欲しい。緊張すると飲み過ぎてしまい、そのせいで終電を逃し、使うはずではなかったタクシー代が出て行くのは悲しい……。私は何度も経験済み……。
ちなみにこのお店は24時間営業だったので、終電を逃してしまったら朝までお店にいられる。
トピック「新社会人」について