「株式会社はてな」へ行き、ブログの話をしてきた3
はてなに行った話、しつこく3回目。
なぜこんなに書くのかというと、はてなオフィスに行く前に「はてなに行ってきました」というブログ記事がとても参考になったし、はてなユーザーははてなのことが好きだと思うからです。
hatenacorp.jp
このプレスリリースにははてなブックマークが100件以上ついていて、しかもコメント付きが多い!ユーザーにこんなにも興味をもたれている会社ってすごいと思います。他に思いつくのはAppleくらい(雑な発想)。「ユーザーがアツいところが面白いと思ってはてなブログを選びました」とはてなの方にも伝えました。
写真がブレブレではありますが、はてなのロゴが並んだ壁。この奥には人工芝の敷いてある部屋があり、テントもありました。
この素敵な丸窓の向こうには和室があり、そこではてなの方お二人とお話をしました。
和室にはさりげなくはてなのロゴマークが。上記のプレスリリースを読んで思い出しましたが、私がはてなで出していただいたお茶は「お~いお茶」でした。和室の畳には「お~いお茶」の茶殻が使われているらしいです。
はてな東京オフィスの隣には根津美術館があり、窓からは庭園の緑を楽しむことができました(写真は撮り忘れた)。実は根津美術館に行きたくて、オフィスにお邪魔する2時間くらい前には表参道駅についていました。根津美術館は東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎のコレクションが展示されている美術館です。
はてな東京オフィスは表参道駅から近いのですが、青山通りとの交差点近くのように人が多くてごみごみした場所ではなく、比較的落ち着いた場所にありました。隣は根津美術館だし、根津美術館のもっと先には都立青山霊園があるので、小鳥のさえずりが聞こえてくるような場所です。
根津美術館の庭園は外から見てもすごく広いことがよくわかります。白い壁がずーっと続いているから。私が行ったときには「救いとやすらぎのほとけ」展が開催されており、みほとけが私の緊張をほぐしてくれました……。
美術館スタッフの方にたずねたところ、庭園は写真撮影OKとのこと。ソメイヨシノの木が何本かありましたが、もう散り際でした。
花は見納めでも、苔むした庭に花びらが落ちている様は本当にきれい。東京のど真ん中なのに、しっとりと美しくてなんだか京都みたいな雰囲気です。隣にはてなのオフィスもあるしね!
ソメイヨシノは見納めでも、しだれ桜はちょうど見頃。近くの池には鴨が遊んでいました。
根津美術館の庭園は小道の石畳も場所ごとに違うつくりになっていて、歩いているだけでも楽しい! 小道のカーブのさせ具合も絶妙で、ただ撮るだけで奥行き感のある写真になるのです。一瞬、写真がうまくなったように感じるのだけど、描写がゆるいので勘違いだと気づく……。
根津美術館はにぎわっていましたが、庭園はとても広いので落ち着いて歩くことができます。ときどき外国人観光客の方とすれ違うと、目が合ったときにニコッとしてくれるので海外旅行に行ったみたいな感覚におちいりました。根津美術館の池には5月頃にカキツバタが咲くらしいのですが、その時期には尾形光琳の「燕子花図屏風」が展示されるらしいです。こ、これは見に行きたい。でもこんな魅力的な企画、確実に混むよなー。
私がお会いしたはてなの方は根津美術館にはまだ行ったことがないそう。近いと意外と行かないのかも。そういえば、お会いしたはてなの方ふたりも、私も、全員が全身紺色の服を着ていてなんだかおかしかった。きっとはてなロゴの色に導かれたに違いない。
はてなの方になぜ私を呼んでくれたのですか?と聞くのを忘れてしまったけれども、こんなふうにしてユーザーの声に耳を傾けるのはなかなかスゴイことだと思います。どんな人が来るのかわからないし、日程調整もめんどくさいしね。しかしはてなはそれを厭わない。次にはてなからメールが来るのはあなたかもしれません……。
「株式会社はてな」へ行き、ブログの話をしてきた2
前回のつづき。
株式会社はてなの方からメールをいただき、オフィスにお邪魔することになるにあたり、参考にした記事。株式会社はてなを訪問した方々の記事がまとまっていて、わかりやすかったです。
これらの記事を読んで大体わかったことは……
・お茶が出たことは報告したほうがよい
・何を話したかはくわしく言わないほうがいいっぽい
・はてなのランチはおいしいらしい
・はてなの人に「はてなに入りたい」と言うと断られる
はてなのランチはおいしいという記事をよくみかけるので、ランチをいただく気は満々で、メールでは「食物アレルギーはありません」と返信をしていました。
そして、はてなの方からランチの日かおやつの日か、日程の選択肢をいただいて、上記の記事に書かれていたことをふと思い出しました。はてなオフィスに行ってはてなに入りたくなるが、申し出ると断られる、この一連の流れにはおいしいランチが関係しているのではないかと。
古事記にはイザナミが黄泉の国で食事をしたためこの世に帰れなくなる話がありますが、ギリシャ神話にはペルセフォネは食べてしまったザクロの分だけ冥界で暮らすという話があります。決して株式会社はてなが黄泉の国や冥界だと言いたいわけではなく、美味しい食べ物には力があるのです。私は立派な社畜なので、はてなに入りたいと感じてはいけないと思い、ギリシャ神話にならってランチではなくおやつをいただいてきました。ランチでなくおやつであれば、きっと戻って来られるのです。
はてなオフィスランチブログにもおやつが掲載されており、とても美味しそう!
私がいただいたのはプリン的なスイーツ。ぷるぷるというよりはもっちりとした食感で、甘さ控えめ。豆乳とバナナが入っているような気がするけど、私の料理力(?)では何が入っていてどうやって作っているのかはよくわからない……。ただ美味しいだけではなく、腹持ちもいいし、脂っこくもないから胃にも優しいかんじ。働く人のことを考えて作られていると感じました。
おやつをいただきながら1時間強、はてなの方とお話しましたが、私の話が何かの参考になるのだろうか……と思うことしか話してませんな。だってこのブログは1日のアクセス数100いくかいかないかですし。
株式会社はてなお邪魔して言いたいのは「はてな東京オフィスの隣にある根津美術館はおすすめ。はてなに行くときは早めに行って根津美術館に寄るといいよ!」ということと、「お茶は出していただきました」ということです。根津美術館やはてなの素敵なオフィスの紹介はまた今度。
※2015.04.06追記
つづきを書きました
「株式会社はてな」へ行き、ブログの話をしてきた
昨日は株式会社はてなのオフィスに行き、はてなブログの使い勝手などをお話してきました。私は基本的に読むの大好き、書くのはあんまり好きじゃない人間。でも、最近はわりとブログたくさん書いてたので、書くのが好きな人間だと思っていただいてオフィスへのお誘いをいただいたのかもしれません……。すみません。
私がWEBで読んでる記事や最近のWEBの流行などについてざっくりしたメモを書いていたのですが、持って行くのを忘れたので、サイトのURLなどを追加し、ここにアップします。メモなので脈絡がないです。
★★★
はてなダイアリーやはてなブログには天才がいて、その天才の日常をかいま見ることができるのはうれしい。わからないことのほうが多いし、まったく共感できないこともあるけど、それが楽しい。
cakesとはてなは読者層がかぶっていそう。cakesは無料記事ですら面白いものが多いので、すっごーく時間ができたら課金して記事を読みまくろうと思っている。しかし面白いとはいえ、現状ではcakesに課金と文庫本だったら文庫本を選んでしまう……。
noteは使い方がよくわからず、ハードルが高い。noteで面白い記事を探すにはどうしたらいいんだ。
そういえばナタリーは目的がないと見に行かなくなってしまった。見た目がにぎやかすぎるからかな。興味のある音楽、コミック、お笑い、映画があるときは見に行くけれど。さらにいえば昔はナタリーのフラットな視点が魅力的だったけど、最近は誰かがブログなどでアツく押してるもののほうがみたくなる。目的買いよりも衝動買いしたい。
デイリーポータルZだと学術的価値がありそうなフィールドワーク系の記事が好き。DPZから在野の民俗学者出てこないかな。
人が傷つくかもしれないコンテンツでは笑えなくなってきた。そのかわり、イイ話なのにうさんくさくなく面白いコンテンツはすごくバズってる気がする。
special.smartguide.yahoo.co.jp
悪口や下衆の勘ぐりは人を傷つけるのでWEBに書くと嫌われるが、みんな興味がある。でも株式投資はリスクを背負ってるから悪口や下衆の勘ぐりなんて当たり前。それを面白くまとめる市況かぶ全力2階建は慧眼。
WEBスナイパーのエロ以外の連載記事は好きだが、なにしろ画面がエロすぎて見にいけない……。挫折した。本になったら買いたいな。WEBスナイパーの連載記事、はてなの人好きそうな気がする。←これは古いはてな観かもしれない
※WEBスナイパーは18禁サイトなので、リンクは貼りませんが面白い記事多いです。
仕事で一息つきたいときにはfashionsnapを読んでいることが多い。仕事中に読むならプライベートで興味のあるネタをビジネスという切り口で書いた記事がしっくりくる。旅行とか料理とか、かわゆい猫などプライベートに近すぎるネタはなかなか読む気分にならない。すぐに仕事モードに戻らなくてはいけないから。
★★★
はてなでおいしいおやつをいただいたので、それは次回アップします。
※2015.04.05追記
つづきを書きました
私にとって一眼レフのデジカメはルンバなのではないかと思った件
最近は桜の写真をよく撮っているのですが、よく使うのはニコンの一眼レフデジカメ「D600」とタムロンのレンズ「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD」の組み合わせ。
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フルサイズのデジカメを使うことで「白とび」「黒つぶれ」「画質が悪い」といった問題を解決し、手ぶれ補正がついたF2.8のレンズで、暗い場所でもなんとかしようという作戦。それ以上のことはよくわかっていない。
ニコンのサービスセンターやヨドバシカメラ、ビックカメラなどに行くと、スタッフの方にいろいろ質問しているお客さんがいる。こういう人の質問内容が聞こえてくると、私は写真のこともカメラのこともレンズのことも驚くほどわかっていないことに気がつく。
出かけるときは行った場所の記録を残したくてカメラを持っていく。コンデジも持っているけど、出番が多いのはD600。D600を持っていると写真好きのおじさまに仲間だと思われ(?)励まされたりして、とまどうことがある。私はうまく撮れないからフルサイズの一眼レフデジカメを使っているのに、励ましてくれる人からするとそこそこいいカメラを持ってるし、やる気あるじゃない!ということになり、ちょっとズレが生じる。
でも、気がついた。私にとってのD600はルンバなのだと。
ルンバを使う人は掃除をするのが好きな人というよりも、部屋をきれいにしたい人(だと思う)。掃除をすること自体が好きな人は、掃除に関する知識や技術があり時間をかけるのも厭わない。でも、掃除よりもやりたいことがある人や時間がないけど部屋をきれいにしたい人はルンバを使いそう。
私も写真に関する知識や技術はないけど、ちゃんと撮れていて欲しいからニコンのD600とタムロンのSP 24-70mm F/2.8 Di VC USDを持って行く。これがD810+純正レンズではなくD600とサードパーティーのレンズだというところが私のやる気とお金の限界である。とにかくこの組み合わせで「白とび」「黒つぶれ」「画質が悪い」「ブレブレ」などの問題はクリアしているけど、何を撮りたかったんだかわからない写真を量産している。でも、将来的には何を撮りたかったのかがわかる写真が撮れるようになるかもしれないから悲観はしてないよ!
ルンバの話に戻ると「ルンバだけじゃきれいにならない場所を手作業できれいにする」のと「デジカメで撮った写真をRAW現像で作品として仕上げる」のは似てるかも。RAW現像もまだよくわからないけど。
今日「レベルを上げて物理で殴ればいい」という言葉を知り、自分に照らし合わせて考えてみた話。
街にとけ込む桜
最近は毎日桜の写真をアップしているけど、日常の風景にとけ込んだ桜の写真が少ないので、今日はそういうのを探してみた。今の時期はどこでも桜が咲いていて、つい撮ってしまうため大量に桜の写真があるのです。
桜の名所、飛鳥山公園の前を走る都電。たまたまこのクラシックなタイプが走ってきてうれしかった。
桜並木の向こうにちらっと見える埼京線。緑のラインが桜に映え、初めて埼京線を美しいと思った。
トンネルの向こうに咲いている桜に、つい目がいくビジネスマンたち。見ちゃいますよね、満開だから。
ソメイヨシノ発祥の地に近い公園でみつけた「お花見大会」の看板。開催時間は正午からだけど、準備は万全っぽい。毎年恒例なのかも。
この時期は桜が咲いているから毎日のように写真を撮るんだけど、写真を撮ることで見えてくることってあるな、と思った。さっきたまたま「日常の中の桜」というタイトルの記事を見かけて、私もそんな写真をアップしようと思ってました的なブックマークコメントを書いたんだけど、集めてみたら全然違った。私の写真はなんか青いし、人と向き合ってないね……。
ちなみにこちらのブログです。
夕焼けと桜と人がステキ。
大行列ができる六義園のしだれ桜ライトアップを並ばずに見る方法
六義園にしだれ桜のライトアップを見に行ってきたんだけど、信じられないくらい行列が長くてびっくりした。あの行列の長さは100メートルどころじゃないな。しかも入り口は2つあるのにどちらにもとても長い行列ができていた。行列のできるラーメン屋を遥かに越え、ディズニーランドすら凌駕するレベル。
しかし、私は行列には並ばずに中入ることができました。あの長い行列はチケットを買うための行列であって、チケットさえ持っていれば並ばずに入ることができるので。そう、私は年間パスポートを持っているのです。入口でスタッフの方に「年間パスポートを持っています」と伝えると、人の並んでいない窓口に案内してもらえましたヨ。
ちなみに六義園の入園料と年間パスポートの料金はこんなかんじ。
【入園料】
・一般 300円
・65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
・20名以上の団体
一般 240円
65歳以上 120円
【六義園のみ年間パスポート】
一般 1,200円
65歳以上 600円
【9庭園共通年間パスポート】
一般 4,000円
65歳以上 2,000円
入園料が300円で年間パスポートが1,200円なのはお得だと思う。年に4回、季節ごとに行けばもとがとれちゃうので。しかも、六義園はすごく広いので、歩いているだけでも楽しい。
六義園は春のしだれ桜と秋の紅葉がメディアで取り上げられることが多いので、この時期は混雑する。でも植物が青々としている夏もよいし、ホトトギスや萩のような可憐な花が咲いている初秋も素敵だと思う(冬はよくわからない……)。暑い時期はヤブ蚊がいっぱいいるので、服装には注意だけど。
だから、まずは窓口が空いている時期に六義園に行って年間パスポートを買っておくと、しだれ桜と紅葉の時期に発生する大行列には並ばずに入場することができます。もし、六義園のしだれ桜を見に行きたいけど大行列がネックだという方がいたら、年間パスポートの購入はとてもおすすめ。都立9庭園共通の年間パスポートは4,000円だから、さすがに手が出ないな〜。
夜桜見物はカップルが多かったので、事前に年間パスポートを買うのが吉なんていうと無粋かな。出会いと別れは計画的にはいかない。あ、一眼レフカメラを持った人はひとりで来ている人も多かった(含む私)。一人で来場する方には特に年間パスポートはおすすめです。
写真はもちろん、ライトアップされた六義園のしだれ桜。この桜の下には大勢の観客がいて、風が吹いて花びらが舞うと歓声があがっていた。
トピック「花見」について
ソメイヨシノを求めて染井へ!
しだれ桜、しだれ桜が見たい、と思ってお寺を巡っていたけど、ふつうの桜もやっぱり見たくなってきた。「ふつうの桜」とはつまり「ソメイヨシノ」。早起きしてソメイヨシノの発祥の地といわれている染井村があったという駒込周辺に行ってきた。
知って納得!「ソメイヨシノ」桜とは
http://www.city.toshima.lg.jp/012/kuse/koho/pr/someyoshino/017985.html
JR駒込駅から染井霊園へ行く間くらいにある染井稲荷神社前の桜並木。神社と電線とどピンクの提灯がなんだか懐かしい雰囲気。道の突き当たりは学校だったので、このあたりの風景は何年も変わっていないのではないかと思う。こういう風景、好きだ。江戸時代はこのあたりに植木職人がたくさんいて、ソメイヨシノを作り出したと考えられているらしい。
染井霊園はソメイヨシノがたくさん咲いていてすごくきれいだった。どの木も大木だったな。
東京にきて驚いたことのひとつは「都立霊園」の存在。私の地元では基本的にお墓はお寺にあるものだった。ところが東京の都心には青山霊園や谷中霊園、雑司ヶ谷霊園といった大きな都立霊園があり、宗教も人種も様々なお墓が並んでいる。
田舎のお寺に葬られているのは市井の人々なので、先祖のお墓参り以外で行くことはほとんどないけれども、都立霊園にはたいてい著名人(明治の文豪など)のお墓がある。こういう環境があるからこそ「掃苔」という趣味も成立するんだろうな。さらに、都立霊園にあるお墓は墓石の形や大きさも多種多様。墓地というものは基本的に同じ宗教、宗派の人たちしかいないもの、同じ形の墓石が並んでいるもの、という思い込みがあったのでカルチャーショックを受けた。
染井霊園では散歩をする人に何人もすれ違った。そして霊園自体がとても広く、中には道が走っているので、車や自転車に乗った子どもにも出会う。休憩ができるベンチが用意された広場のような場所もあり、憩いの場所まで用意されているのには驚いた。ホント、都立霊園は東京の縮図だな、と思った。あ、桜の話からズレてお墓の話になってしまった。
駒込駅前には「さくらポスト」というピンク色のポストがあるという噂があって、今回初めてみつけた。JR駒込駅の改札を出て右にあった。こんなところにあったのか……。
豊島区, 東京都
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